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手のひらサイズの意識から 《成人発達障害》

H23.7月に特定不能の広汎性発達障害「PDD-nos」と診断を受けた、ふっとんの空回りブログ。
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「普通」への道(2)

前回足踏みをしたので、早速本題である「普通への道」に向かうとしましょう。

医師からのアドバイスはこの記事の最後に回します。


ここでいう「普通」とは、発達障害を持たない一般的な人を指します。


参考書籍として、全体的にとてもわかりやすく成人発達障害について書かれている本を紹介したいと思います。


「発達障害かもしれない大人たち」林寧哲著(PHP)


この本の著者も、ご自身の発達障害に悩まれた医師の方です。
「発達障害に気づかない大人たち」の星野仁彦医師と同じですね。


さて、この本の中に「普通」という言葉がひたすらよく使われている章があります。

そのあるページを覗いてみましょう。



《知能検査によって得られる正規分布をもとにすると、社会は、すべての人の中で95.44%を占める、いわゆる普通といわれる人々によってつくられています。
ですから、お金を稼いで普通に生活していくためには、普通という概念の中に入っていかなければなりません。
つまり、普通であることがどういうことかを知り、生活するために最低限で、疲れない程度に、あなたからみれば過剰適応ともいえる“普通であるふり”をしなければならないのです。
ですが、常に普通のふりをしている必要はありません。普通にふるまうことが求められている場面でのみ、普通にふるまえばよいのです・・・・・》



普通って、普通ではない人から見たらスゴいことですよね。。



それでは、担当医から教わった、「普通」を身に付けるための練習方法を紹介します。
ただ、これは中長期的視点から捉えた方法ですので、一朝一夕にはとても身に付くものではないことは私が保証します(笑)。


1.自己の認識に偏りがあることを自覚する
2.“普通の認識”がどういうものかを、生活しながら学び取り、記憶する
3.「今まさに自分は偏って認識しつつある」と気付くようにする
4.普通の認識と偏った認識の違いを区別し、一般的にふるまう
5.上記2~4を毎日意識的に練習し、身に付ける


最初これを聞いた時、正直不可能ではないかと思ってしまいましたが、あまり根を詰めて考えずに、軽い気持ちで挑戦してみるといいのかもしれません。


当ブログで、今月上旬に書いた「のどかな通院日(1)(2)」は、医師からこのアドバイスを受けた後の、何気ない日常です。

自分は「どこが普通の人と違うのかなっ」と意識しながら過ごした通院日ですので、同じ目線でぜひ見てみてください。では、今日はこの辺で。
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【 2012/02/28 (Tue) 】 医師のアドバイス | TB(0) | CM(0)

「普通」への道(1)-2

「仕事」と「人間関係」

この2つについてのトラブルを、多大なストレスを感じることなく回避できれば、
社会に適応するという目標に向けて、かなりの前進と言えるのではないでしょうか。

ここでのトラブルとは、言うまでもなく、広汎性発達障害を抱える人特有の問題、
いわゆる前回触れた「三つ組の障害」が元になって発生するトラブルということです。

そうでないと、「誰だってそうだよ」という話になってしまうので。






手っ取り早い方法は、「仕事をしないでひとりで暮らす」ですが、将来が心配なので残念ながら却下。




ではどうしたらいいのか。



「工夫する」「積み重ねる」、それから「頼る」

私はこの3つがキーワードなのかなと思います。



思い悩むと身も心も重くなって動けなくなってしまうので、
リラックスして軽やかに「工夫して経験を積み重ねていく」ことができたら良いですよね☆

また、私を含めて真面目な人は、「頼る」ことが苦手。
ひとりで困難を抱え込んでると、周囲も暗い気持ちに引きずり込んでしまうので、かえって良くありません。
軌道に乗るまでは、医者を家族を友人を積極的に頼ってみてはいかがでしょうか。





実は今日、大事なメモ帳を職場に忘れてしまって、予定していた内容とまるっきり違うことを書いています。
だからタイトルを「(1)-2」とかごまかしてるわけね。
医師のアドバイスなどどこにもないし・・・ごめんなさい。

週明けにまた更新します。

(つづく)
【 2012/02/24 (Fri) 】 医師のアドバイス | TB(0) | CM(0)

「普通」への道(1)

人間は社会的な動物である。


そう言うなよ、アリストテレス。





広汎性発達障害には、三つ組の障害があると言います。

それは、社会性の問題、コミュニケーションの問題、想像力の問題です。


具体的には、程度の差はあれ、
・暗黙のルールがわからない
・空気が読めない
・あまり人と親しくする気がない
・言葉の意味を字面通りに捉えてしまう
・興味や話題が限定的で範囲が狭い
・融通が利かない
・柔軟な発想に欠ける
・自分のやり方にこだわる

というような特徴があるようで、私も日々実感しております。



社会で生きてゆくとは、他者との係わりを持ち続けるということ。

三つ組の障害を抱えたままで、果たしてうまくやっていけるのでしょうか。



うまくやっていけません。


と、さじを投げるにはあまりにもったいない。
人生は一度きりなのですから、どうにかしたいところです。




私が読んだ数冊の発達障害関連の本には、

「まず大事なことは、自分の特性を知ること。」

と共通して書いてありました。


納得です。
ここが社会に適応するためのスタートラインなのだと思います。






今、「社会に適応する」などとサラッと書きましたが、
これって、とっっても難しいことだと思います。

やっぱり私には無理ぃ~と引き返したいところですが、
ここは歯を食いしばって(おっと、顎関節症…)、勇気を持って前へと足を踏み出したいと思います。


(つづく)
【 2012/02/23 (Thu) 】 医師のアドバイス | TB(0) | CM(0)

決闘 ~おまけ~

「カラザ」について
Wikipediaより抜粋

卵黄はひも状の「カラザ」(卵帯)によって卵の中心に固定されている。
カラザは日本語で「殻座」あるいは「殻鎖」と書かれることもあるが、
実際はラテン語の「chalaza」の音写であり、漢字での表記は当て字。
通常の卵白にはないシアル酸が豊富に含まれている。

シアル酸は、人体では細胞の表面にあり、細胞を保護する成分で、細胞の接着剤の役割をしたり、
細胞破壊やウイルスから細胞を守り人体の免疫力の向上に役立ち、ガンの転移を防ぐ作用もある。





そうだったのか。

これからは取り除かずに食べることにするよ。



あと、ラテン語だったのね。道理で覚えづらいと思った。
これからは、カタカナ表記にするよ。


ありがとう、卵黄。ありがとう、カラザ。



私はこの決闘を経て、ひと回り成長できた気がする。





でも、





当面の間、ゴングの音は聞きたくない。

心から、そう思う。

(おしまい)
【 2012/02/21 (Tue) 】 日常 | TB(0) | CM(0)

決闘 〜後編〜

卵の黄身の両サイドにくっついている2本の白いヒモ。


私は幼い頃から、生卵を食べる時は、このヒモを取り除くようにしている。

理由はよく分からないが、見た目にも異物感を覚えるのだろうか。

とにかく箸ですくって、割った卵の殻に入れてポイッと捨てるのだ。





「箸でヒモを一発でつかめるかどうか」

に全神経を集中させる、

という歳でもない。




ゴングが鳴ったのは、


「このヒモの名前、何だっけ?」


と思い出そうとした時であった。



うどんから立ち上る湯気をまとった黄身が、私に向かって、

「思い出せるかい?」

と挑発いるような気がしたのである。




てのひらサイズの卓上デジタル時計をふと見ると21:53の文字。


タイムリミットは22:00に設定された。それまでに思い出せたら私の勝ち。


さぁ、白いヒモと最初で最後の大勝負だ。


これは決して大げさではない。


この勝負に負けたら、この先、何百、何千と卵を割る度に屈辱を感じるのだ。


私は後戻りができない不安を、恐怖を覚えた。










・・・かずら。


違う。

が、近い気がする。



・・・わらさ。


魚か。
少し遠ざかった気もする。



うどんの味などわかったものではない。

黄身はまだつぶされることなく、無言で私を見つめている。

その目玉が怖い。




21:56



丸い黄身だけを残して、うどんを食べ終えた。


この時計は秒数が表示されない。


もう21時56分50秒かもしれない。
そうだとしたらあと3分しかない。



その場から離れたくなった私は、ゆらりと立ち上がり寝室へ移動し、ドサッとベッドの上に身を投げ出した。



私は天井を見上げ後悔した。

負けた時の代償が大きすぎる。たとえ時間内に思い出しても、ただほっとするだけだ。卵を割るたびに優越感に浸るのもあまりに惨めだ。



思い出せ。思いついたものを挙げるのだ。



・・・うずら。


卵が違う。そういえばうずらの卵にはヒモはあっただろうか。





待てよ。今まで出てきた単語の共通点は・・・・。

・「ら」がつく。
・3文字である。



そこまでは感覚的に間違ってはいない。



枕に顔をうずめ、目を閉じる。


おそらくあと1分程度しか残されてはいまい。



・・・・かずら。

やはり一番近いのは、最初に浮かんだこの響きだ。
同じヒモ状だし。ええい、形状など今はどうでもいい。



まずい・・負ける。
再戦はない。
なぜなら、明日からは(今は思い出せないでいる)その忌々しい名前を忘れることはないはずだから、勝負にならない。
私は目をさらに固く閉じた。



その時だ。





・・・からざ!!!





飛び起きて、急いで食卓へ戻り、時計を見た。





22:00





どうなんだ。どっちが早かったんだ。閃いた瞬間と、21が22に切り替わった瞬間と。


しばらく時計を眺めるとともに、秒数を頭の中で数えた。


カウントが48〜49ほどで22:01に切り替わった。



これは極めて微妙なタイミング。




ふと横のドンブリに目をやると、底に静かにたたずむ黄身が投げやりに呟いた。



「引き分けでいいんじゃないか?」












助かった。。。


どっかりとイスに座ると、肩の力が抜けた。

両腕はだらんと落ちると、だらしなく前後にゆれた。

(つづく)
【 2012/02/16 (Thu) 】 日常 | TB(0) | CM(0)

決闘 ~前編~

今夜はうどんにしよう。


そう決めた瞬間から闘いは始まっていたのかもしれない。



相変わらず顎の具合が悪いので、口にできるものは限定されている。

痛み無く口が開けられる限界は、前歯の上下の間の幅約1cm。

ネギくらい刻もうかと冷蔵庫を覗いたが、今日に限ってその姿はなかった。



月見うどんか。

卵は万能選手だな。この状況ではなお一層活躍してくれる。



ゆでたうどんをつゆの入ったドンブリになだれ込ませる。
かっかっと卵をテーブルの端に打ちつけ、ぱきゃっと割った。



あっ!!


私の頭の中で闘いのゴングが鳴り響いた。



別に誤って殻が欠けて混じったわけでも、黄身が双子ちゃんだったわけでもなかった。

(つづく)
【 2012/02/14 (Tue) 】 日常 | TB(0) | CM(0)

のどかな通院日(2)

同日9:50a.m.


1Fの窓口でカルテを受け取った私は、早足でエレベーターに乗り込み、5Fにある口腔外科の受付窓口に置かれた「再来」のボックスにカルテを置いた。予約時間から20分の遅れだ。


空いていたためか程なくして私の名前が呼ばれた。

口腔外科内は30近くの診察スペースがあり、それぞれが肩の高さ程度の低いパーテーションで間仕切られている。そのすべてに診察台が設置されているのだ。

医師、助手、研修生の人もいるのだろうか。マスクをした白衣姿は診察台の数の二倍はいるように見える。

私は入り口を入って左手の、窓側に並んだ診察スペースに案内された。



「本日はどうされましたか?」

医師の卵であろう女性の、張りのある声にびくっとしてしまった。私は音や光に敏感なのだ。

「顎関節の痛みが強くなってしまったので、予約を一週間早めてもらって今日来ました。」

「そうですか。痛みが強くなってしまったきっかけのようなことは覚えていらっしゃいますか?」

ええ、よく覚えていますとも。

「はい。先日、お昼にとんかつを食べた時にズキッとしました。」

私がそう答えると、


「あははっ!!」

とマスク越しに大きな笑い声。

なぜ笑ったのかという驚きと、その声量の大きさに私は再度びくっとし、しばらくキョトンとしてしまった。
目を丸くした私の疑問に、その女性は笑いをこらえて目を細めながら答えてくれた。

「そうですよね。まさかとんかつで痛くなるとは思いませんよね!」

なんだか楽しそうだったので、私も思わず笑顔になって頷いてみせた。




「あ〜、前回より下顎の動きがよくないですね。」

私は痛みをこらえて口を開け閉めしている両側の顎関節に、主治医が指を当てながら首を縦に何度か振った。

「夜、寝ている間にはめるマウスピースを作りますか。朝方が一番痛むんですよね。」

睡眠時に歯軋りをしているかもしれないので、その顎にかかる負担を軽減させるためである。

「そして、前回お話しした通り、引き続き心掛けることを4つ。まず口を大きく開けない。」

ついさっき、何度もMAX開けてましたが。

「あとカタいものを食べない。両顎をマッサージすること。そして難しいけど普段歯をあまり強く噛み合わせないこと。意外と何気なくギュッと噛んでしまうことがあるので気をつけてください。デスクワークなら、忘れないようにパソコンの下にでも付箋を貼っておいてもいいかもしれない。”強く噛まないこと”って。」

精神科の医師にも付箋を勧められて、別の文言貼ってます。


「それから今回新しく、暇な時間に顎をこれから言うように運動させてください。まず受け口にしてー。」

イタッ!

「そのまま口を開けてー、そう。で、閉じる。」

イテテッ!閉じないし!

「閉じない?ゆっくり閉じてみて。そうそう。じゃもう一度やってみようか。はい、受け口にしてー。」





酷い目に遭った。あの運動をすると、顎関節部分の骨と骨の間にあるクッションが、正常な位置に戻ることがあるそうだ。あまり痛むようならやらなくていいとは説明していたが。

来週は今回カタドった型を基に作成するマウスピースを受け取りに、また午前中会社を休まなければならない。



1Fで会計を済ませて病院を出た。

外は依然として豪雨。止む気配はなかった。
【 2012/02/10 (Fri) 】 日常 | TB(0) | CM(0)

のどかな通院日(1)

2012年2月7日(火)9:08a.m.

平日のこの時刻、普段なら会社の朝のミーティングが終わって、業務に取り掛かる頃だろうか。

私は会社とは逆方向の下り電車から降り、改札口を抜けた。

駅からT歯科大病院まで徒歩20分。天候は視界も悪いほどの横殴りの大雨。
それでも迷わず歩いて病院に向かった。



元々、顎関節症の診療の予約は翌週の火曜日に取っていたのだが、先日起きたランチの悲劇で顎をさらに悪くしてしまった。
その顎関節の痛みに耐えかね、昨日急遽予約を1週間早めて今日にしてもらったのだ。



病院に着く頃には、コートの肩から袖口までびしょ濡れになっていた。
強風がこの季節には珍しく南風だったことは、せめてもの救いと言えるだろうか。
身体が冷え切ってしまうことなく、暖房のゆきとどいた院内に辿り着くことができた。


予約した時間は9:30。やや歩を早めていたため、着いたのはその3分前だった。


この雨風のためか受付は空いていた。
私はタッチパネル式の受付の機器に診察券を通すと、
「予約した科の名称が表示されていることを確認し、その部分をタッチしてください。」
と画面に映った。


その下部には大きく

「歯科」

の二文字。



正直困った。予約は取れていないのか。
私が予約をしたのは口腔外科なのだ。歯科とはあまりに括りが大きすぎる。

しばらく迷いつつも、画面上の
「表示が無い場合には、取消をタッチし受付窓口へ」
の指示に従うことにした。



「口腔外科で電話予約をしたのですが、”歯科”と出てしまうのですが・・。」

窓口の女性は、
「はい。その”歯科”をタッチしていただければ結構ですよ。」
とにこやかに答えてくれた。


私は急いで受付機器まで戻り、診察券を通して「歯科」を指で押し、続けて「確認」の文字に触れた。

紙の受付票がジジジと音を立て機器から吐き出された。
印字された時刻は、9:32だった。
【 2012/02/07 (Tue) 】 日常 | TB(0) | CM(0)

凡ミス

おとといから風邪をひいていまして、午前中は会社を休み病院へ。


「普通のカゼですね。」


私もそう思います。微熱だし。


薬は5種類も出されました。こんなにいらないよ~。次の風邪まで3種類はとっておきます。



ランチはとんかつをチョイス。


ミスチョイス。



顎が悪いの忘れてました。肉とか噛み切るものはなるべく避けてと医者から言われていたのに。


とんかつ二切れめで顎関節に激痛が走る。


ほら、やった。
キャベツも噛めない。柚子ドレッシング、良かったのに・・・。





仕事から帰ってきて、さっき買って食べたお弁当も、平らげるのに一苦労でした。
漬け物なんて絶対無理。


口腔外科の次の予約まで10日以上も間があります。


とりあえず明日まで様子を見て、持ちそうになかったら病院に電話します。
そして、予約を一週間早めてもらえないか聞いてみることにします。


午前中休んでばかりだけど、ドンマイ。
【 2012/02/02 (Thu) 】 ドンマイ! | TB(0) | CM(0)